家族葬の費用相場や流れを徹底解説!メリットや費用の内訳などもご紹介
💡記事を先読み
- 家族葬の費用相場は約100万円→オプションも含めた総額相場は約160万円
- 費用の内訳は大きく6つ
- いざという時に慌てないためにも事前の相談が重要
核家族化や故人様の高齢化などが原因で近年行われることが多い家族葬
本記事では、その家族葬について皆様からよく質問いただく費用相場や実際の流れなどについて解説いたします。
葬儀を今後お考えになられる際のご参考になれば幸いです。
- 0.1. 家族葬とは
- 0.2. 家族葬のメリット・デメリット
- 0.2.1. メリット
- 0.2.2. デメリット
- 0.3. 家族葬の費用相場
- 0.3.1. 家族葬の費用相場は約100万円
- 0.4. 家族葬の費用内訳
- 0.4.1. ①葬儀費用
- 0.4.2. ②変動費
- 0.4.3. ③式場使用料
- 0.4.4. ④火葬場関係費
- 0.4.5. ⑤参列者への接待費
- 0.4.6. ⑥宗教者へのお布施
- 0.5. 家族葬の流れ
- 0.5.1. お迎え〜ご安置
- 0.5.2. 葬儀の打ち合わせ
- 0.5.3. 納棺
- 0.5.4. お通夜(葬儀1日目)
- 0.5.5. 告別式・火葬(葬儀2日目)
- 0.5.5.1. 告別式
- 0.5.5.2. 火葬・収骨
- 0.6. いざという時のためには事前相談がおすすめ
- 0.7. 最後に
家族葬とは
家族葬とは家族や親族、親しい友人のみで小規模で行う葬儀という意味合いが一般的です。
ただ、具体的に何名以下であれば家族葬といった定義などはありません。
そのため参列者が1名という場合もあれば100名を超える家族葬も実際ございます。
家族葬といっても葬儀に呼ぶ方はご家族の意思で決めてもよいため、一概に家族だけでないといけない訳ではございません。
近しい友人や故人様と関係性が深い方を呼んでも家族葬といえることになります。
家族葬のメリット・デメリット
メリット
- 多くの方が来られる一般葬に比べ費用を抑えられる
- 参列者の方に気を遣う負担が少なく、ゆっくりと故人様とお別れができる
- 形式にとらわれず、ご家族の自由に葬儀を執り行うことができる
デメリット
- 葬儀後に弔問に来る方が増える可能性がある
- 葬儀に呼ばれていないことを理由にトラブルになる場合もある
デメリットの2点については、どちらも故人様が亡くなったことを知らされておらず、後から知った場合に起こりやすいため、そういった懸念のある方は
「故人の意思により家族葬を執り行います」
「故人の希望により家族葬を行うため弔問は辞退させていただきます」
など一報を入れておくと良いかと思います。
家族葬の費用相場
家族葬の費用相場は約100万円
終活全般の支援を手掛ける株式会社鎌倉新書(東証プライム上場)が行った第4回「お葬式に関する全国調査」によると、家族葬の葬儀そのものにかかる費用の平均は96万4,133円となっています。(飲食や返礼品にかかる費用、宗教者へのお布施は含まない)
同調査によると、飲食費の平均費用は20万8,946円、返礼品は19万7,835円となっております。
お布施は地域やお寺様ごとにもよりますが、約20万円前後となるのが一般的です。
結論、全て足し合わせると総額157万円ほどが家族葬の総額の費用相場となります。
ちなみに一般葬の費用相場は同調査によると200万円前後となっているため、家族葬は一般葬に比べると費用が抑えられることがわかります。
家族葬の費用内訳
続いて家族葬にかかる細かな内訳をご説明いたします。
ご家族が希望される葬儀によって省くことが可能なものもございますが
大きく下記6つになります。
①葬儀費用(棺や祭壇、葬儀スタッフ、枕飾りなど)
②変動費(搬送費や安置料金など)
③式場使用料
④火葬場関係費(火葬料、控室代など)
⑤参列者への接待費(飲食・返礼品)
⑥宗教者へのお布施
①葬儀費用
葬儀そのものにかかる費用になります。
葬儀社によって内容は異なりますが、棺や祭壇、運営スタッフなど葬儀を執り行うにあたり必ず必要になるものが該当します。
②変動費
故人様を病院などからお運びする搬送費や葬儀当日までの安置料金、ドライアイス代などが該当します。
搬送費はお運びする距離や回数、安置料金とドライアイス代は葬儀当日をお待ちいただく日数により変動します。
③式場使用料
お通夜や告別式をする際に使用する葬儀式場の利用料金になります。
数万円〜30万円超えなど式場によって大きく異なります。
ご自宅で葬儀を行う場合や火葬式(直葬)をされる方はこちらの料金は発生しません。
④火葬場関係費
火葬料金や待合室の料金などになります。
火葬は基本的に故人様や喪主を務める方の住民票がある市区町村で行うことが市民料金で費用を抑えることができるため一般的です。
利用する火葬場によって火葬場関係費が数千円〜10万円ほどと大きく変わってきます。
あらかじめ利用する火葬場をお調べしておくと良いかと思います。
⑤参列者への接待費
参列者の方へ振る舞うお料理代金や返礼品が該当します。
参列される方の人数や料理、返礼品のランクによって金額が上下します。
⑥宗教者へのお布施
最後に宗教者へのお布施となります。
こちらも各寺院ごとに大きく異なってきます。
ご心配な方はお付き合いのある寺院に相談してみると良いかと思います。
お付き合いのある寺院がない場合は葬儀社へその旨をお伝えいただくとご紹介をしていただけるかと思います。
家族葬の流れ
次にご逝去から火葬までの家族葬の大きな流れをご紹介します。
家族葬でも一般の方が来られる一般葬と大きく流れは同じになります。
お迎え〜ご安置
葬儀社のスタッフが寝台車で故人様のお身体を病院や施設、ご自宅などご指定の場所までお迎えにあがります。
その後ご家族様のご希望の安置場所(自宅や葬儀社の安置施設など)で故人様を葬儀当日まで安置いたします。
葬儀の打ち合わせ
葬儀の日程や葬儀式場、葬儀プラン、オプションなどの詳細を打ち合わせします。
菩提寺がある場合は連絡をし、お坊様の予定を確認しておくと良いでしょう。
納棺
故人様のお身体をお棺に収めます。
葬儀社によって納棺のタイミングや日取りは異なります。
お通夜(葬儀1日目)
通夜は夕方ごろに集まり行います。
一般的には開式後お寺様に読経をしていただき、次いでご参列者様のご焼香、最後に喪主が通夜挨拶をし閉式する流れになります。
その後参列者をもてなす通夜振る舞いを行う運びとなりますが、近年は通夜振る舞いを行わない方もいらっしゃいます。
この辺りは喪主やご家族の意向によって決めていくことになります。
※一日葬をされる方はお通夜を省略する形となります。
告別式・火葬(葬儀2日目)
告別式
告別式は火葬の予約時間から逆算して行われますが概ね午前中に行うことが一般的です。
一般的には開式後お寺様に読経をしていただき、次いでご参列者様のご焼香、最後にご家族様でお棺の中にお花や思い出の品などを入れ閉式する流れになります。
火葬・収骨
告別式が終わりましたら火葬場へ移動をして火葬となります。
火葬場によって時間などのルールは異なりますが、故人様との最後のお時間をお過ごしいただきます。
この際にお寺様に読経をしていただき、ご家族様でお焼香をするお別れの式を行います。
最後に、火葬後に遺骨を収骨し解散となります。
※希望される方は、火葬の待ち時間や火葬後に精進落とし(お食事)を行います。
※火葬式(直葬)をされる方はお通夜と告別式を省略し、火葬と収骨のみ行います。
これまでの流れについて基本的には葬儀社のスタッフがすべてご家族様に変わり進行してくれるため、特に難しいことを行っていただくことはございません。
💡ご家族様が行うこと
- 葬儀プランや希望する式場などを葬儀社スタッフと打ち合わせし決定する
- 亡くなったことや葬儀の日取りなどを参列いただく親族や近しい人に伝える
- 遺影写真を準備する
- 菩提寺がある場合はお寺様に連絡をし、日程の調整をする
いざという時のためには事前相談がおすすめ
家族葬の細かい内訳についてお話ししてまいりましたが、正直細かい内容もございますので「やっぱりよくわからない」という方もいらっしゃるかと思います。
人生に何度も機会がない葬儀において、費用の内訳や相場をしっかり把握し、お身内の方が亡くなり時間がない中でベストな選択をするというのはとても難しいことかと思います。
そのため、事前に葬儀社へ葬儀相談をされることを強くおすすめしております。
・料金は明瞭で、しっかり総額を提示してくれるか
・希望にそった内容で葬儀を執り行ってくれるか
・担当者をはじめ信頼できる会社かどうか
などが葬儀社を選ぶ際には重要かと思います。
できれば対面でお話しされるのが一番良いと思いますが、まずはお電話や資料請求をしてみるのも良いと思います。
最後に
最後に手前味噌ですが弊社では
火葬式プランを9.35万円(税込)、一日葬プランを26.4万円(税込)、家族葬プランを28.6万円(税込)にてご用意しています。
プラン内には通常は追加で発生する搬送費や安置料金など、葬儀に必要な物品やサービスを含んでおりますので別途かかる費用は
・追加のドライアイス代
・式場使用料(自宅葬や火葬式の場合は無料)
・火葬場関係費
・宗教者へのお布施
のみで家族葬を行うことができます。
弊社で一日葬や家族葬を行う方は
総額35万円前後〜60万円前後の中で葬儀をされる方が多くなっております。
もう少し費用を抑えたい・もう少し豪華に見送ってあげたいという希望ももちろん承っております。
お客様のご希望と予算を考慮し、最も良いご提案をさせていただきますので、ご不明な点などある方はご相談いただけますと幸いです。