【完全ガイド】家族葬の喪主挨拶|例文と注意点を解説
最終更新日:2026年5月18日
近年、故人様と親しい方々だけで温かく見送る「家族葬」を選ぶ方が増えています。
一方で、喪主を務める方の中には「家族葬でも挨拶は必要なのか」「短い挨拶でも失礼にならないか」「父や母が亡くなった場合、どのような言葉で話せばよいのか」と不安に感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
家族葬の喪主挨拶は、一般葬のように形式的で長い内容にする必要はありません。参列してくださった方への感謝、故人様が生前お世話になったことへのお礼、今後のお付き合いへのお願いを、落ち着いて簡潔に伝えることが大切です。
この記事では、家族葬の基本的なマナーに加えて、喪主挨拶の基本構成、短く使える例文、場面別・関係性別の例文、娘が喪主を務める場合の挨拶、忌み言葉や話し方の注意点まで分かりやすく解説します。

💡記事を先読み
- 家族葬でも、参列者への感謝を伝えるために喪主挨拶を行うケースが多くあります
- 喪主挨拶は1〜2分程度を目安に、感謝・故人様の紹介・今後のお願いを簡潔に伝えれば問題ありません
- 親族のみの家族葬では短い挨拶や一言でも問題ないため、無理に長く話す必要はありません
- 1. 家族葬とは?
- 1.1. 家族葬が選ばれる理由
- 2. 家族葬のマナー:参列・連絡・お悔やみ
- 3. 家族葬でも喪主挨拶は必要?
- 3.1. 喪主の役割
- 3.2. 家族葬の喪主挨拶の基本構成
- 4. 【短い例文】家族葬の喪主挨拶
- 5. 【場面別】家族葬の喪主挨拶例文
- 5.1. 通夜での喪主挨拶例文
- 5.2. 告別式・出棺時の喪主挨拶例文
- 5.3. 精進落とし開始時の挨拶例文
- 5.4. 精進落とし終了時の挨拶例文
- 6. 【関係性別】家族葬の喪主挨拶例文
- 6.1. 父が亡くなった場合
- 6.2. 母が亡くなった場合
- 6.3. 配偶者が亡くなった場合
- 6.4. 娘が喪主を務める場合
- 7. 喪主挨拶はカンペを読んでもよい?
- 8. 喪主挨拶で避けるべき「忌み言葉」
- 9. よくある質問
- 10. まとめ
家族葬とは?
家族葬は、故人様の家族や親族、ごく親しい友人など、限られた少人数で行う葬儀形式です。一般的な葬儀と比べて、参列者対応の負担を抑えながら、故人様をゆっくりと偲ぶ時間を大切にできるのが特徴です。
参列者は数名から30名程度が一般的ですが、明確に何人以下であれば家族葬という定義はありません。近年では、家族や親族を中心に行う葬儀を総称して家族葬と呼ぶことも多くなっています。
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家族葬が選ばれる理由
家族葬が選ばれる主な理由は下記になります。
- 葬儀費用を抑えたい
- 宗教や慣習にとらわれず、故人様らしい形で見送りたい
- 故人様の意思を尊重したい
- 香典返しや参列者対応の負担を減らしたい
- 落ち着いた雰囲気で静かに故人様を見送りたい
家族葬は、形式よりも故人様との最後の時間を大切にしたい方に選ばれやすい葬儀です。ただし、参列者を限定するからこそ、訃報連絡や参列範囲、香典・供花の扱いなどを事前に整理しておくことが大切です。
家族葬のマナー:参列・連絡・お悔やみ
家族葬のマナーは、故人様と遺族への配慮が基本です。一般葬よりも参列者が限られるため、「参列してよいか」「香典や供花を送ってよいか」は、遺族の案内に従うことが大切です。
- 訃報の連絡
通常、故人様が亡くなった当日か翌日に、訃報と葬儀情報が伝えられます。連絡方法は、遺族からの直接連絡、親戚や知人からの伝言、職場経由、メールやSNSなどさまざまです。 - 参列について
家族葬は、基本的に遺族から案内を受けた方のみが参列します。案内がない場合は、無理に参列しようとせず、遺族の意向を尊重しましょう。 - 服装について
家族葬であっても、一般的な葬儀と同様に喪服または略礼服を着用するのが基本です。華美なアクセサリーや毛皮、革製品は避けましょう。 - 香典・供花について
家族葬では、香典や供花を辞退されるケースもあります。辞退の意向が示されていない場合は持参しても問題ありませんが、案内に「香典辞退」「供花辞退」「ご厚志辞退」などの記載がある場合は、その内容に従います。 - 参列できない場合
遺族の意向で参列を控える場合や、やむを得ず参列できない場合は、無理に弔問することは避けましょう。香典や供花、弔電、後日の弔問などで弔意を伝えたい場合も、事前に遺族の意向を確認すると安心です。

家族葬でも喪主挨拶は必要?
家族葬であっても、喪主挨拶は行うケースが多くあります。喪主挨拶は、参列してくださった方への感謝、故人様が生前お世話になったことへのお礼、今後のお付き合いへのお願いを伝える大切な場面です。
ただし、参列者が家族やごく近い親族のみの場合は、形式的な挨拶を省略したり、短い一言で済ませたりすることもあります。家族葬では、一般葬のように長くかしこまった挨拶をする必要はありません。
大切なのは、上手に話すことではなく、参列者への感謝と故人様への想いを自分の言葉で伝えることです。緊張する場合は、短い挨拶文を紙に書いて読んでも問題ありません。
喪主の役割
喪主は葬儀の代表者であり、葬儀全体の進行や参列者への対応、葬儀社や寺院との調整などを行います。誰が喪主を務めるかは、故人様の意向があればそれに従い、ない場合は配偶者や子どもなど故人様に近い方が務めるのが一般的です。
喪主を務める方は、以下の点を意識するとよいでしょう。
- 故人様への哀悼の意を表す
- 参列者への感謝を伝える
- 故人様との思い出や感謝の気持ちを伝える
- 今後のお付き合いへのお願いを伝える
家族葬の喪主挨拶の基本構成
喪主挨拶は、難しい言葉を使う必要はありません。以下の流れで組み立てると、短くても伝わりやすい挨拶になります。
| 構成 | 話す内容 |
| 1. 参列へのお礼 | 忙しい中、葬儀に参列してくださったことへの感謝 |
| 2. 故人様の紹介 | 故人様の人柄や生前の様子、簡単な思い出 |
| 3. 生前の厚情への感謝 | 故人様が生前お世話になったことへのお礼 |
| 4. 今後のお願い | 遺族への変わらぬお付き合いへのお願い |
| 5. 結びの言葉 | 改めて感謝を伝えて締める |
家族葬では、挨拶の長さは1〜2分程度で十分です。親族のみの場合は30秒程度の短い挨拶でも問題ありません。
上手に話すことよりも、感謝の気持ちを落ち着いて伝えることを意識しましょう。
【短い例文】家族葬の喪主挨拶
家族葬では、参列者が限られているため、長く立派な挨拶をしなければならないわけではありません。親族のみ、またはごく親しい方だけで行う場合は、短くても感謝が伝われば十分です。
30秒程度で伝える簡単な挨拶例文
本日はご多忙の中、〇〇の葬儀にお集まりいただき、誠にありがとうございます。
生前は皆様に温かく支えていただき、家族一同、心より感謝しております。
本日は短い時間ではございますが、故人を偲んでいただければ幸いです。
誠にありがとうございました。
親族のみの場合の短い挨拶例文
本日はお集まりいただき、ありがとうございます。
皆様のおかげで、〇〇を家族で穏やかに見送ることができます。
生前の思い出を胸に、これからも家族で支え合ってまいります。
本日はありがとうございました。
緊張して話すのが苦手な場合の挨拶例文
本日は〇〇のためにお集まりいただき、誠にありがとうございます。
まだ気持ちの整理がつかず、十分な言葉でお礼を申し上げることができませんが、皆様のお心遣いに深く感謝しております。
本日はどうぞ、故人を偲んでいただければ幸いです。
【場面別】家族葬の喪主挨拶例文
喪主挨拶は、通夜、告別式、出棺、精進落としなど、場面によって伝える内容が少し変わります。ここでは、家族葬で使いやすい場面別の例文をご紹介します。
通夜での喪主挨拶例文
本日はお忙しい中、亡き〇〇の通夜にご参列いただき、誠にありがとうございます。
生前は皆様より温かいご厚情を賜り、故人に代わりまして心より御礼申し上げます。
ささやかではございますが、別室にお食事をご用意しております。お時間の許す限り、故人の思い出話などをお聞かせいただければ幸いです。
本日は誠にありがとうございました。
告別式・出棺時の喪主挨拶例文
遺族を代表いたしまして、一言ご挨拶申し上げます。
本日はご多忙の中、〇〇の葬儀ならびに告別式にご参列いただき、誠にありがとうございました。
生前、故人が皆様より賜りましたご厚情に、遺族一同、心より感謝申し上げます。
故人は、家族を大切にし、周囲の方々に支えられながら穏やかな日々を過ごしておりました。
残された私どもにも、今後とも変わらぬご厚誼を賜りますようお願い申し上げます。
本日は誠にありがとうございました。
精進落とし開始時の挨拶例文
本日はご多忙の中、〇〇の葬儀に最後までお付き合いいただき、誠にありがとうございました。
皆様のお力添えのおかげで、滞りなく葬儀を終えることができました。
ささやかではございますが、精進落としの席をご用意いたしました。
お時間の許す限り、故人の思い出を語りながらお過ごしいただければ幸いです。
精進落とし終了時の挨拶例文
皆様、本日は長時間にわたりお付き合いいただき、誠にありがとうございました。
故人の思い出話をたくさんお聞かせいただき、家族一同、大変ありがたく感じております。
名残惜しくはございますが、皆様もお疲れのことと存じますので、これにてお開きとさせていただきます。
今後とも、私ども家族に変わらぬお付き合いを賜りますようお願い申し上げます。
本日は誠にありがとうございました。

【関係性別】家族葬の喪主挨拶例文
喪主挨拶では、故人様との関係性によって話し方や入れるエピソードが変わります。ここでは、父・母・配偶者が亡くなった場合や、娘が喪主を務める場合の例文をご紹介します。
父が亡くなった場合の喪主挨拶例文
本日はご多忙の中、父〇〇の葬儀にご参列いただき、誠にありがとうございます。
父は生前、家族を何よりも大切にし、私たちに多くのことを教えてくれました。
皆様にも大変お世話になり、父に代わりまして心より御礼申し上げます。
まだ寂しさは尽きませんが、父が残してくれた思いを大切に、家族で支え合ってまいります。
今後とも変わらぬお付き合いを賜りますようお願い申し上げます。
母が亡くなった場合の喪主挨拶例文
本日は母〇〇のためにお集まりいただき、誠にありがとうございます。
母はいつも家族を気にかけ、周りの方々にも温かく接する人でした。
生前、皆様からいただいたご厚情に、母も深く感謝していたことと思います。
本日は母を偲び、温かく見送っていただきましたこと、家族一同、心より御礼申し上げます。
誠にありがとうございました。
配偶者が亡くなった場合の喪主挨拶例文
本日は亡き〇〇の葬儀にご参列いただき、誠にありがとうございます。
〇〇は生前、皆様に支えていただきながら、穏やかな日々を過ごすことができました。
家族としても、皆様からの温かいお言葉やお心遣いに何度も励まされました。
これまで〇〇を支えてくださった皆様に、心より感謝申し上げます。
本日は誠にありがとうございました。
娘が喪主を務める場合の挨拶例文
娘が喪主を務める場合でも、挨拶の基本構成は変わりません。父や母への感謝、参列者へのお礼、今後のお願いを自分の言葉で伝えれば問題ありません。
遺族を代表いたしまして、娘の私より一言ご挨拶申し上げます。
本日は父〇〇の葬儀にご参列いただき、誠にありがとうございます。
父は生前、皆様に支えていただきながら、家族とともに穏やかな時間を過ごしてまいりました。
まだ気持ちの整理がつかない部分もございますが、皆様からの温かいお言葉に家族一同、深く感謝しております。
今後とも、残された家族に変わらぬお付き合いを賜りますようお願い申し上げます。
本日は誠にありがとうございました。
喪主挨拶はカンペを読んでもよい?
喪主挨拶は、紙に書いた文章を読んでも失礼にはあたりません。大切な方を亡くした直後は、気持ちの整理がつかず、言葉が詰まってしまうこともあります。無理に暗記しようとせず、伝えたい内容をメモしておくと安心です。
カンペを用意する場合は、長文をすべて詰め込むよりも、以下のように要点だけをまとめておくと話しやすくなります。
- 参列へのお礼
- 故人様の名前や人柄
- 生前お世話になったことへの感謝
- 今後のお付き合いへのお願い
- 結びの言葉
挨拶中に涙が出たり、言葉に詰まったりしても問題ありません。ゆっくり一呼吸置きながら、落ち着いて話しましょう。
喪主挨拶で避けるべき「忌み言葉」
葬儀の場では、不幸が重なることや不吉なことを連想させる「忌み言葉」は避けるのがマナーです。普段使っている言葉でも、葬儀の挨拶では別の表現に言い換えると安心です。
- 繰り返す言葉
重ね重ね、たびたび、ますます、次々、くれぐれも など - 不吉な言葉
消える、なくす、終わる など - 生死に関する直接的な表現
死ぬ、急死、生きていた頃 など - 宗教によって避けたい言葉
仏教では「迷う」「浮かばれない」、キリスト教では「供養」「成仏」など
言い換えに迷う場合は、以下を参考にしてください。
| 避けたい表現 | 言い換え例 |
| 死ぬ | 逝去する、永眠する |
| 生きていた頃 | 生前 |
| 急死 | 突然の別れ、急なことで |
| 重ね重ね | 改めて、心より |
| 終わる | 結びとさせていただく、お開きとさせていただく |
よくある質問
故人様の家族や親族、生前に特に親しかった友人など、遺族から案内された方が参列するのが基本です。案内を受けていない場合は、無理に参列しようとせず、遺族の意向を尊重しましょう。
参列者が親族のみの場合は省略されることもありますが、参列者への感謝と故人様への想いを伝える大切な機会です。短い一言でもよいので、基本的には挨拶を行うことをおすすめします。
短くても問題ありません。家族葬では1〜2分程度、親族のみであれば30秒程度の挨拶でも十分です。参列へのお礼、生前の厚情への感謝、今後のお願いを簡潔に伝えましょう。
紙に書いた挨拶文を読んでも失礼にはあたりません。緊張や悲しみで言葉が詰まることもあるため、事前に伝えたい内容をメモしておくと安心です。
娘が喪主を務める場合も、基本構成は変わりません。父や母への感謝、参列者へのお礼、生前お世話になったことへの感謝、今後のお付き合いへのお願いを、自分の言葉で伝えましょう。
必ず入れる必要はありませんが、故人様の人柄が伝わる短いエピソードを入れると、温かみのある挨拶になります。ただし、長くなりすぎないよう、1つ程度にまとめるとよいでしょう。
一般的な葬儀と同様に、喪服または略礼服を着用します。華美なアクセサリーや毛皮、革製品は避けましょう。平服と案内された場合でも、落ち着いた色合いの服装を選ぶと安心です。
無理に弔問せず、遺族の意向を確認したうえで、香典や供花、弔電、後日の弔問などを検討しましょう。香典辞退や供花辞退の案内がある場合は、その意向に従うことが大切です。
まとめ
家族葬は、故人様と親しい人々が心穏やかに別れを惜しむための葬儀形式です。参列する際は遺族の意向を尊重し、服装や香典などのマナーを守りましょう。
喪主を務める場合は、長く立派な挨拶をしようとするよりも、故人様への感謝と参列者への謝意を込めて、自分の言葉で簡潔に伝えることが大切です。短い挨拶やカンペを見ながらの挨拶でも、感謝の気持ちが伝われば問題ありません。
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