【最新版】終活の事前準備完全ガイド|家族に負担をかけないための7つの備え

人生の終わりを自分らしく迎え、大切な家族に負担をかけない。そんな思いから「終活」を始める方が増えています。しかし、「何から始めればいいのか分からない」「まだ早いのでは?」と悩まれる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、終活の事前準備について、葬儀のプロフェッショナルとして多くのご家族様をサポートしてきた「葬儀のともしび」が、具体的な準備内容から相談先、葬儀社の選び方まで詳しく解説いたします。

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💡記事を先読み 

  • 終活によりご家族の精神的、経済的負担を減らす
  • 現代の終活の項目として「デジタル遺品」の整理を忘れずに
  • 葬儀の事前相談で、不安の解消や希望の葬儀を行うことができる

終活の事前準備とは?今すぐ始めるべき理由

終活とは、「人生の終わりに向けた活動」の略で、自分らしい最期を迎えるため、そして残されるご家族の負担を軽減するために行う事前準備のことです。

なぜいま終活が必要なのか?

1.ご家族の精神的・経済的負担を軽減できる

大切な方が亡くなった直後、ご遺族は深い悲しみの中で、葬儀の手配、役所への届け出、財産の整理など、数多くの手続きを短期間で行わなければなりません。事前に準備をしておくことで、ご家族はゆっくりとお別れの時間を過ごすことができます。

2.自分の意思を確実に伝えられる

「どんな葬儀にしたいか」「延命治療は希望するか」「財産をどう分配したいか」——。これらの大切な意思決定を、元気なうちに整理しておくことで、望み通りの最期を迎えることができます。

3.残りの人生をより豊かに過ごせる

終活を通じて自分の人生を振り返ることで、今後やりたいことが明確になり、残された時間をより充実させることができます。

終活に「早すぎる」ということはありません。一般的には65歳前後、退職後に自由な時間が増えた頃に始める方が多いですが、20代・30代から始める方も増えています。
「まだ早い」と思っているうちに始めることが、最も良いタイミングです。体力と判断力があるうちに準備を進めることで、より充実した終活が可能になります。

終活で準備すべき7つのこと

終活は多岐にわたりますが、特に重要な7つの準備項目をご紹介します。

1.エンディングノートの作成
エンディングノートは、ご自身の希望やご家族に伝えたい情報をまとめるノートです。遺言書と異なり法的効力はありませんが、自由に記載でき、いつでも修正できるのが特徴です。
記載すべき主な内容

  • 基本情報(本籍地、マイナンバー、保険証番号など)
  • 財産の一覧(銀行口座、不動産、保険、年金など)
  • 医療・介護の希望(延命治療の有無、希望する病院など)
  • 葬儀・お墓の希望(葬儀形式、参列者リスト、予算など)
  • デジタル遺品の整理(SNSアカウント、ネット銀行など)
  • 家族や友人へのメッセージ

2.財産・資産の整理
整理すべき主な項目

  • 銀行口座(複数ある場合は整理・統合を検討)
  • 不動産(登記簿謄本の確認、測量図の保管)
  • 有価証券(証券口座、株式、投資信託など)
  • 保険契約(生命保険、医療保険の受取人確認)
  • 負債(ローン、借入金の残高確認)
  • 貴重品(貴金属、骨董品、コレクションなど)

ポイント:財産目録を作成し、エンディングノートと合わせて保管しましょう。相続時の手続きがスムーズになります。

3.遺言書の作成
法的効力のある遺言書を作成することで、確実に意思を実現できます。
特に以下のような場合は、遺言書の作成をおすすめします。

  • 相続人以外に財産を渡したい場合
  • 特定の相続人に多く財産を渡したい場合
  • 相続人同士のトラブルを避けたい場合
  • 事実婚のパートナーがいる場合

遺言書の種類

  • 自筆証書遺言:自分で作成。2020年より法務局での保管制度も開始
  • 公正証書遺言:公証役場で作成。最も確実で紛失の心配がない(推奨)
  • 秘密証書遺言:内容を秘密にできるが、手続きが複雑

4.医療・介護の意思表示
以下のような希望は、エンディングノートに記載するとともに、ご家族とも事前に話し合っておくことが大切です。
決めておくべきこと

  • 延命治療の希望(人工呼吸器、胃ろうなど)
  • 臓器提供の意思
  • 終末期医療の場所(自宅、病院、ホスピスなど)
  • 介護が必要になった場合の希望(施設、在宅など)
  • 認知症対策(任意後見制度の検討)

5.葬儀・お墓の準備
葬儀について決めておくこと

  • 葬儀の形式(一般葬、家族葬、火葬式など)
  • 宗教・宗派の確認
  • 参列者の規模(およその人数)
  • 予算
  • 葬儀社の選定(事前相談の実施)
  • 遺影に使いたい写真

お墓について決めておくこと

  • 先祖代々のお墓の有無と場所
  • お墓がない場合の購入計画
  • 納骨方法(一般墓、納骨堂、樹木葬、永代供養など)
  • お墓の継承者

ともしびからのアドバイス
葬儀社への事前相談は無料で行えることがほとんどです。複数の葬儀社で見積もりを取り、比較検討することをおすすめします。「葬儀のともしび」でも無料の事前相談を24時間365日承っております。
具体的な料金プランはこちらからご確認ください。

6.身の回りの整理(生前整理)
生前整理は、ご自身の所有物を整理し、本当に必要なものだけを残す作業です。
生前整理をしておくと、ご遺族の遺品整理の負担を大幅に軽減できます。
整理すべき主な項目

  • 衣類(数年着ていないものは処分を検討)
  • 書類(重要書類は一か所にまとめる)
  • 写真(デジタル化してアルバムを整理)
  • 趣味のコレクション(価値があるものは売却も検討)
  • 家具・家電(大型のものは早めに処分)

7.デジタル遺品の整理
現代ならではの終活課題が「デジタル遺品」です。
特にスマホには様々な情報が入っているので、事前にご家族などに共有しておくと安心です。
整理すべきデジタル遺品

  • SNSアカウント(Facebook、Instagram、X(旧Twitter)など)
  • メールアカウント
  • ネット銀行・証券口座
  • サブスクリプションサービス
  • クラウドストレージ
  • 暗号資産(仮想通貨)

ポイント
ID・パスワード一覧を作成し、安全な場所に保管し、その保管場所を家族や信頼できる人に伝えておきましょう。
また、デジタル終活サービスの利用も検討しましょう。

終活の相談先|どこに相談すればいい?

終活は幅広い分野にわたるため、内容に応じて適切な相談先を選ぶことが大切です。

総合的な終活の相談

市区町村の相談窓口(無料)

  • 多くの自治体が終活支援を実施
  • 福祉、医療、介護に関する相談が可能
  • 定期的に専門家による相談会を開催

終活カウンセラー・終活アドバイザー

  • 終活全般に関する相談が可能
  • 多くの場合、相談自体は無料
  • 具体的なサービスには費用が発生

分野別の専門家

法律関係(遺言書・相続)

  • 弁護士:相続トラブルの予防、遺言書作成、家族信託
  • 司法書士:遺言書作成、相続登記、成年後見制度
  • 行政書士:遺言書作成、エンディングノート作成支援、死後事務委任契約

財産・税金関係

  • 税理士:相続税の試算、節税対策
  • ファイナンシャルプランナー:老後資金計画、保険の見直し

葬儀関係
葬儀社:葬儀プランの相談、費用の見積もり、葬儀場の見学
「葬儀のともしび」では、葬儀に関するご相談を無料で承っております。
対面相談、お電話、メールなど、ご希望の方法でお気軽にご相談ください。

相談のタイミング

今すぐ相談すべきケース

  • 健康に不安がある
  • 配偶者や親の介護が始まった
  • 相続トラブルを避けたい明確な理由がある

計画的に相談を進めるケース

  • 退職後に時間ができた
  • 子どもが独立した
  • 終活セミナーに参加して関心を持った

葬儀の事前相談で得られる3つのメリット

終活の中でも特に重要なのが「葬儀の事前相談」です。ご逝去後、葬儀社を決めるまでの時間は平均約3時間以内と言われており、慌てて決めてしまい後悔するケースも少なくありません。

メリット1:費用が明確になり、不安が解消される
事前相談では、具体的な見積もりを作成します。
確認できる費用の内訳

  • 基本料金(祭壇、棺、遺影写真、受付用品など)
  • 式場使用料
  • 火葬料金
  • 飲食接待費(通夜振る舞い、精進落としなど)
  • 返礼品費(会葬御礼品、香典返しなど)
  • 寺院費用(お布施、戒名料など)

「葬儀のともしび」の特徴

  • プランには必要な物品・サービスがすべて含まれており、明瞭
  • 追加費用が発生する場合も事前に明確にご説明
  • 安置料金・搬送料金が無料(葬儀社によっては別途費用発生)

メリット2:希望に沿った葬儀を実現できる
時間をかけて検討できるため、以下のような希望を実現しやすくなります。

  • 葬儀の形式(一般葬・家族葬・火葬式など)
  • 式場の雰囲気と立地
  • 予算に合わせたプラン
  • 宗教・宗派に応じた対応
  • 特別な演出やこだわり

メリット3:ご家族の負担を大幅に軽減できる
事前に葬儀社を決めておくことで、ご逝去後すぐに対応でき、ご遺族は故人様とのお別れの時間をゆっくり過ごせます。

後悔しない葬儀社の選び方

葬儀社選びは終活の中でも特に重要です。以下の5つのポイントを確認しましょう。

  1. 費用の透明性
    チェックポイント
    • 見積もりが詳細で分かりやすいか
    • 「一式」という曖昧な表現ではなく、項目ごとに明記されているか
    • 追加料金が発生するケースを明確に説明してくれるか
    • プランに含まれるもの・含まれないものが明確か
    注意: 極端に安い料金を前面に出している場合、必要な項目が含まれていない可能性があります。
  2. スタッフの対応と信頼性
    確認すべきこと
    • 質問に対して丁寧に答えてくれるか
    • こちらの希望をしっかり聞いてくれるか
    • 無理な営業や押し売りがないか
    • 経験豊富で知識が確かか

    ともしびの取り組み
    すべて自社スタッフが対応し、外注はしておりません。
    スタッフ教育に最も力を入れており、ご家族様に寄り添った丁寧な対応を心がけております。
  3. 実績と評判
    調べ方
    • 友人や親族で葬儀を行った方に評判を聞く
    • インターネットでの口コミを確認
    • 創業年数や施行実績数を確認
    • 地域密着型かどうか
  4. 対応エリアと式場の選択肢
    自身のお住まいのエリアが担当になっているか、式場と火葬場のアクセスはいいのかなど確認しておくと安心です。

    「葬儀のともしび」の対応エリア
    利用可能な葬儀場: 約50以上の葬儀場からお選びいただけます。
    • 埼玉県:川口市、草加市、越谷市、さいたま市全域、戸田市、三郷市、八潮市、蕨市、吉川市、朝霞市、和光市、新座市、志木市、富士見市、ふじみ野市、入間郡三芳町、北葛飾郡松伏町
    • 東京都:足立区、北区をはじめ23区全域
    • 千葉県:松戸市、柏市、流山市、市川市、浦安市
  5. アフターサポート
    葬儀後も以下のようなサポートがあると安心です。
    • 葬祭費(5〜7万円)の申請サポート
    • 四十九日法要の手配
    • 位牌・仏壇・お墓の相談
    • 各種手続きのアドバイス

    「葬儀のともしび」のサポート
    葬祭費の申請方法から法事・法要まで、トータルでサポートいたします。葬儀後に知っておくべき様々な知識やお手続きについても、スタッフが丁寧にご案内いたします。

埼玉・東京・千葉エリアの葬儀費用相場

終活の事前準備として、葬儀費用の相場を知っておくことは重要です。鎌倉新書が実施した「第6回お葬式に関する全国調査(2024年)」によると、葬儀費用の全国平均は約118.5万円と言われています。

地域別の葬儀費用相場

地域平均費用
東京都約128万円
埼玉県約104万円
千葉県約131万円
全国平均約120万円

上記はあくまで「平均値」であり、葬儀の規模(参列人数)・式場、宗教・宗派、ご希望の内容によって、実際の費用は大きく増減します。
具体的な金額を知るには、複数の葬儀社から見積もりを取り、比較されることをおすすめします。

葬儀形式別の費用相場

一般葬(参列者50名以上)

  • 費用相場:150万円〜250万円
  • 内訳:基本料金 + 飲食接待費 + 返礼品費 + 寺院費用

家族葬(参列者10~30名程度)

  • 費用相場:50万円〜150万円
  • 内訳:基本料金 + 飲食接待費(少人数分)+ 寺院費用

家族葬の費用相場や流れを徹底解説!の記事もご覧ください

火葬式(直葬)

  • 費用相場:20万円〜40万円
  • 内訳:最低限の基本料金 + 火葬料

火葬式、直葬の費用相場に関してはこちらの記事をご覧ください

「葬儀のともしび」の料金プラン
当社では、低価格かつ明瞭な葬儀プランをご用意しております。
プランの特徴

  • 葬儀に必ず必要な物品・サービスをすべて含む
  • 安置料金・搬送料金が無料
  • 追加オプションも明確な料金設定
  • お花の追加、ラストメイク、飲食、香典返しなど対応可能

葬儀のともしびの具体的なプランに関しては下記をご覧ください。
火葬式8.5プラン
一日葬24プラン
家族葬26プラン

葬祭費について

  • 埼玉県・千葉県:5万円が支給されます
  • 東京23区:7万円が支給されます

当社スタッフが申請方法をサポートいたしますので、ご安心ください。
葬祭に関しては「葬祭費とは?」や「埋葬料申請ガイド」をご覧ください。

よくあるご質問

Q. 終活は何歳から始めるべきですか?
A.

終活に「早すぎる」ということはありません。
一般的には65歳前後、退職後に始める方が多いですが、健康で判断力があるうちに始めることをおすすめします。
20代・30代から始める方も増えています。

Q. エンディングノートと遺言書の違いは?
A.

エンディングノートには法的効力がなく、自由に書き直せます。
一方、遺言書は法的効力があり、財産の分配など法的な効力を持たせたい内容は遺言書に記載する必要があります。
両方作成することをおすすめします。

Q. 葬儀の事前相談に費用はかかりますか?
A.

「葬儀のともしび」では、事前相談は完全無料です。
対面相談、お電話、メール、LINEなど、ご希望の方法でご相談いただけます。
複数の葬儀社で相談・比較することをおすすめします。

Q. お寺とのお付き合いがないのですが、お坊さんの手配は可能ですか?
A.

はい、可能です。
お寺様とのお付き合いがない方のために、当社でも信頼できるお坊さんをご紹介しております。
宗派に応じて対応いたしますので、ご相談ください。

Q. 生活保護を受けていますが、葬儀はできますか?
A.

はい、可能です。
生活保護を受給されている方は葬祭扶助制度を利用することで、自己負担0円で火葬式(直葬)を行うことができます。
当社では葬祭扶助制度を用いた葬儀の実績も多数ございますので、お気軽にご相談ください。

Q. 葬儀社を決める前に複数社を比較すべきですか?
A.

はい、比較検討をおすすめします。
費用、サービス内容、スタッフの対応などを比較することで、ご自身に最適な葬儀社を選ぶことができます。
事前相談は無料ですので、気軽に複数社にご相談ください。

Q. 家族に内緒で終活を進めても大丈夫ですか?
A.

エンディングノートや遺言書の作成は個人で進めても問題ありませんが、葬儀や医療の希望については、ご家族と共有しておくことをおすすめします。
話し合いの機会を持つことで、ご家族も安心できます。

まとめ

終活の事前準備は、ご自身のためだけでなく、残されるご家族への思いやりです。準備を進めることで、

  • ご家族の精神的・経済的負担を軽減できる
  • 自分の意思を確実に伝えられる
  • 残りの人生をより豊かに過ごせる

というメリットがあります。
「まだ早い」と思ったときが、始めるベストタイミングです。

「葬儀のともしび」では、葬儀に関する事前相談を24時間365日、無料で承っております。経験豊富なスタッフが、お客様のご希望に合わせて丁寧にご案内いたします。

お問い合わせ方法

初めての喪主でご不安な方も、まずは一度ご相談ください。
専門スタッフが一つ一つ丁寧にご説明させていただきます。