一日葬の費用相場や流れを徹底解説!メリットや費用の内訳などもご紹介
一日葬とは、お通夜を省略し、告別式と火葬を1日で行う葬儀形式です。従来の2日間にわたる葬儀とは異なり、時間的・経済的負担を軽減できるため、近年選択する方が増えています。
一日葬を検討している方にとって、気になるのが「実際にいくらかかるのか」という費用の問題やメリット、デメリットかと思います。
この記事では、最新のデータを基に、一日葬の費用相場や内訳、さらに費用を抑える方法まで詳しく解説します。

💡記事を先読み
- 一日葬の平均費用は約80万円~95万円
- 一般的に午前中に納棺、午後に告別式、夕方に火葬・収骨の流れで進行
- 費用を安く抑えるためにはオプションの見直しや複数社との比較が重要
一日葬とは?基本的な流れをご紹介
一日葬は、お通夜を省略し告別式と火葬を1日で行う葬儀形式で、主に以下の流れで行われます。

一日葬の基本的な流れ
- 納棺・式場への移動(告別式の前日などに納棺と式場への移動を行う場合もございます)
- 告別式(読経・焼香・お別れ)
- 出棺・火葬
- 収骨・解散
この流れを一日で行うことにより、参列者の負担も軽減され、遠方からの参列者にとっても参加しやすい形式となっています。
一日葬の費用相場
最新の調査結果によると、一日葬の全国平均費用は約94.8万円となっています。これは、株式会社ディライトが運営する「葬儀の口コミ」が実施した全国3,025人を対象とした2024年調査(2025年9月公開)で確認された金額です。 この調査は、喪主経験者や葬儀参列者を対象にインターネットで実施され、葬儀費用の実態を詳細に分析しています。
また、「いい葬儀」(株式会社鎌倉新書)が2024年に発表した「お葬式に関する全国調査」(対象2,000人)でも、一日葬の平均費用は約87.5万円と報告されており、調査の定義や対象差により変動しますが、概ね80万円から95万円前後が相場と考えられます。 費用には基本料金、飲食費、返礼品が含まれ、お布施(平均約22万円)は別途必要です。地域差や参列者数により最大30万円以上の変動が生じる可能性があります。
他の葬儀形式との比較
| 葬儀形式 | 平均費用 | 日数 |
| 一般葬(二日葬) | 約144万円 | 2日間 |
| 家族葬 | 約97万円 | 2日間 |
| 一日葬 | 約95万円 | 1日間 |
| 直葬 | 約39万円 | 1日間 |
一日葬は、一般葬と比べて50万円ほど安く、家族葬とほぼ同等の費用で済むことがわかります。
費用が抑えられ、時間的負担も軽減することから近年選択されることが増えています。

一日葬の具体的な費用内訳
一日葬(通夜を省略し、告別式・火葬を1日で行う形式)にかかる費用は、地域、斎場の種類(公営か民営か)、参列者の人数、そして宗教儀礼の有無によって大きく変動します。
葬儀社に支払う基本施行費用に、火葬料金や飲食・返礼品などの変動費、そしてお礼(お布施)をすべて含めた場合、概ね 40万円〜80万円程度が一つの目安となります。ただし、祭壇や棺のグレードアップ、民営の斎場利用、参列者数の増加などにより、100万円を超えるケースも十分にあり得ます。
一日葬の費用を構成する4つの区分
一日葬の総額費用は、主に以下の4つの区分に分けて考えると、内訳が明確になります。
| 区分 | 費用項目 | 内容(含まれるもの) | 費用の目安 |
| 1.基本施行費用 | 葬儀一式(プラン料金) | 遺体搬送・安置(規定日数)、ドライアイス、棺、祭壇、式場設営、スタッフ運営、人件費、遺影、受付備品など | 30万円〜50万円程度(※飲食・宗教者お礼等を除く) |
| 2.斎場・火葬場利用料 | 式場使用料 | 公営斎場・民営斎場などの式場利用費、控室使用料 | 数万円〜十数万円(公営利用で抑えやすい) |
| 3.参列者のおもてなし費用 | 飲食・会費 | 精進落とし、会食、お弁当、飲み物代など | 1名あたり 3,000円〜10,000円 |
| 3.参列者のおもてなし費用 | 返礼品・会葬礼状 | 香典返し、会葬礼状、記念品など | 1点あたり 1,000円〜5,000円 |
| 4.お布施(宗教儀礼費用) | お布施・読経料・戒名料 | 僧侶など宗教者へ支払う費用。 | 10万円〜30万円程度(宗派・戒名の有無で大きく変動) |
費用のイメージ例
以下のモデルケースは、費用要素を組み合わせた際の総額の変動イメージを示すものです。
実際の金額は葬儀社やプラン、利用式場によって変動しますので、ご利用の際は必ず葬儀社に確認するようにしてください。
| ケース想定条件 | 費用の目安 | 総額の概算 |
| ケース1(小規模・節約型) | 本施行:25万円 / 公営斎場・火葬料:8万円 / 飲食・返礼品:省略 / 宗教者お礼:10万円 | 45万円前後 |
| ケース2(中規模・標準型) | 基本施行:35万円 / 公営斎場・火葬料:15万円 / 飲食・返礼品(20名分):15万円 / 宗教者お礼:15万円 | 80万円前後 |
| ケース3(中規模・参列者多め) | 基本施行:40万円 / 民営斎場・火葬料:28万円 / 飲食・返礼品(30名分):30万円 / 宗教者お礼:20万円 | 120万円前後 |
費用を検討する際のポイント
一日葬の見積もりを見る際には、特に以下の3つの要素をしっかりと確認することが、予算オーバーを防ぐ鍵となります。
1.宗教者へのお礼(お布施)は含まれているのか?
ほとんどの場合、葬儀社が提示する基本施行費用(プラン料金)には、僧侶など宗教者へ支払うお布施は含まれていません。これは宗派や戒名の有無、地域慣習により金額が大きく異なるためです。見積もりとは別に、10万円〜30万円程度(あるいはそれ以上)の費用が必要になることを念頭に置いて計画しましょう。
2.式場使用料と火葬料金は「実費」として別途必要か?
基本施行費用に式場使用料や火葬料金が含まれているプランは多くありませんが、「含まれる」と記載されていても、公営・市民料金の最も安いものだけを想定している場合があります。
- 公営か?民営か?:自治体の公営斎場(市民料金)が利用できるかどうかで、式場使用料・火葬料は数万円〜十数万円の差が出ます。
- プラン外の費用:搬送距離が規定を超えた場合の追加料金や、長い安置期間が必要になった場合の費用なども確認が必要です。
3.飲食・返礼品は参列者数で変動する
参列者が増えるほど、飲食・会食費と返礼品の費用は比例して増加します。参列者へのもてなしを最小限に抑えれば、これらの変動費を大きく削減することが可能です。見積もりを取る際は、「飲食・返礼品を手配しない場合」と「想定参列者数で手配する場合」の両パターンで見積もりを出してもらうと良いでしょう。

一日葬の費用を安く抑える方法
一日葬は、通夜を省略して告別式と火葬を1日で済ませる形式のため、そもそも費用を抑えやすい葬儀スタイルです。
しかし、さらにコストを削減できるかもしれません。
1.不要なオプションを省く
葬儀の基本サービス以外で、祭壇のグレードアップ、装花のボリューム、棺の素材、湯灌(故人の体を清める儀式)などの追加オプションを最小限にすることで費用を抑えることができます。
例えば、祭壇をシンプルなものに変更するだけで5万円〜10万円の削減が可能です。ほかにも返礼品も簡易的なもの(例: ハンカチやお菓子)を選べば、1人あたり数百円で済みます。故人の希望は大切ですが、ご遺族が負担にならない範囲で必要なものだけを選ぶようにしましょう。
2.参列者を最小限にする
参列者が増えると、飲食費(お弁当や飲み物)、返礼品、席料などが比例して上昇します。家族や親しい友人だけ(10人以内)に限定すれば、飲食費を減らすことができます。例えば、告別式後の会食を省略したり、簡易的なお茶菓子だけにすればさらに安くなります。一日葬の特性上、短時間で終わるため、遠方の参列者を呼ばずに済む点もメリットです。
3.セットプランの活用
多くの葬儀社が提供する「一日葬セットプラン」を選べば、個別に依頼するよりトータルで10万円〜20万円の節約が期待できます。プランには基本的な祭壇、棺、火葬料、スタッフ手配などが含まれており、料金の目安は税込で25万円〜40万円程度。内容を事前に確認し、不要な項目を調整できるプランを選びましょう。複数のプランを比較して、透明性の高いものを優先してください。
葬儀のともしびでは一日葬が264,000円(税込)〜行うことができます。
4.事前相談・見積もりの比較
少なくとも3社以上の葬儀社から詳細な見積もりを取り、内訳(人件費、施設費、物品費など)を細かく比較しましょう。例えば、オンライン相談や無料の見積もりサービスを利用すれば、移動の手間なく確認可能。同じ内容でも会社によって5万円以上の差が出る場合があります。追加料金が発生しやすい項目(例: 夜間対応費)があるので、事前に質問し確認するようにしましょう。
生前に相談しておくと、急な場合でも落ち着いて決められます。
5.葬儀費用の補助金を活用
葬祭費や埋葬料などの公的な支援を活用すれば、数万円の負担軽減が可能です。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
一日葬を選ぶべき人・避けるべき人
一日葬を選択するかどうかは、その状況や希望によって異なります。
一日葬が向いているのは、まず費用を抑えたいと考える人です。通夜を省略し、告別式と火葬を1日で済ませるため、全体のコストが低く抑えられます。また、高齢で体力的に負担を軽減したい人にも適しています。長時間の儀式を避け、短時間でシンプルに執り行いたい場合に理想的です。
さらに、参列者を家族や親しい友人に限定したい人や、故人が生前、簡素な葬儀を望んでいた場合にも一日葬は良い選択肢となります。遠方からの参列者が多い場合も、1日で完結するスケジュールが移動や宿泊の負担を減らし、参加しやすくなります。
一方、一日葬を避けた方が良い場合もあります。多くの人に故人とのお別れの機会を提供したいと考える人には不向きです。一日葬は参列者数が限られ、時間を短縮するため、広く人々を招くことが難しい場合があります。また、宗教的な儀式を重視する人にとっても、伝統的な通夜や特定の儀式が省略される一日葬は物足りなく感じられるかもしれません。
菩提寺との関係を大切にしたい人も、寺院によっては一日葬が認められない場合があるため、事前の確認が必要です。さらに、親族の中に一日葬に反対する人がいる場合、意見の対立を避けるために従来の葬儀形式を選ぶ方が無難です。
このように、一日葬は簡潔さと費用対効果を求める人に適していますが、伝統や多くの人との繋がりを重視する場合には、他の形式を検討することが賢明です。

一日葬のメリット・デメリット
一日葬のメリット
- 時間、体力的負担の軽減
通夜がないため2日間の拘束がなく、高齢の遺族や参列者の体力的負担を軽減できます。 - 経済的負担の軽減
通夜分の会場費、飲食費が不要になり、遠方からの参列者の宿泊手配費用も削減できます。
また、スタッフの稼働も1日分減らせるので人件費の削減もできます。 - 柔軟なスケジュールに対応
会場を確保しやすく、仕事が忙しい方でもスケジュールを調整しやすい場合があります。
一日葬のデメリット
- お別れ時間の制限
通夜でのゆっくりした時間がなく、参列者との交流の時間が限定的になります。 - 宗教、慣習的な問題
宗教、慣習により一日葬を認めない場合があります。
また、年配の親族からは一日葬を反対される可能性もあります。 - 参列者の制限
通夜にしか参加できない人が参加できなくなります。
また、告別式の時間帯によっては参列困難になる方も発生するケースもあります。
まとめ
一日葬は、通夜を省略して告別式と火葬を1日で完結させる形式として、時間的・経済的な負担を軽減できる選択肢です。一般葬に比べて費用が抑えやすく、参列者のおもてなし費用やお布施を考慮した内訳を事前に確認することが鍵となります。
メリットとして、体力的負担の軽減やスケジュールの柔軟性があり、特に費用を抑えたい方や簡素な葬儀を望む場合に適しています。
一方、デメリットとしてお別れの時間が限定的になる点や、宗教・慣習による制約を念頭に置き、菩提寺や親族との相談を推奨します。最終的に、複数の葬儀社での見積もり比較と補助金の活用をし、ご自身の状況に合った形で計画してください。
葬儀のともしびでは埼玉県を中心に、東京都、千葉県近隣にお住まいの方の葬儀をサポートさせていただいております。
各地域のおすすめ葬儀場は下記からご覧ください。






